こんにちは!いよいよ街中が桜色に染まり、春本番を迎えましたね。
お花見などのイベントも、気温差が大きいので、一枚上着を持って元気に楽しみたいですね!
弊社施工のお宅では、自宅から桜を眺められる間取りがありますが、実はこのお家、南側に隣家があり東側リビングから、川沿いの桜並木の景色を独占して楽しめるようになっています。
ご自宅でリラックスしながら、華やかで特別な時間を満喫できるって最高ですよね。
日当たりが気になると思いますが、実はこのお家、昼間なら照明もいらないほどの明るさなんです!
今日は、隣家が南側にあっても明るい採光が取れる家づくりのポイントをお話します。

1.南向きではない土地の活かし方
2.直射光に頼らない、採光の取り方
3.中庭を取り入れる
1.南向きではない土地の活かし方
「部屋も窓も南向きにしないといけない」という常識に縛られないように、家を建てる前に知っておいた方がいいのは、寝室や子供部屋を南向きでつくる必要がないということ。そもそも寝室や子供部屋を南向きでつくる必要はありません。寝室は、文字通り寝るだけの部屋で、太陽が沈んでいる時間帯に使う部屋だし、子供部屋に至っても子供たちは昼間学校に行っているし、かつ帰ってきても寝る寸前までリビングで過ごすためです。そして実は、朝から夕方までずっと光が差し込んでくる南向きの土地は、直射光が原因で勉強やTVも見にくくなったり、リビングも南向きだからこその不具合もあるのです。しかも南向き全面に開けた窓があるとプライバシーや、直射光の眩しさで、1日中カーテンを閉めておくお家がほとんどなんです。そうなると、せっかくの南向きでも日中暗いリビングで過ごす羽目になります。もし、カーテンがいらないお家をつくることが出来れば、晴れの日はもちろん曇りや雨の日だとしても、常時入ってくる自然光を防ぐものがなくなるので、日中照明をつける必要がなくなります。

2.直射光に頼らない、採光の取り方
実は安定した明るさを担保するために必要な光は、実は南向きの部屋に入る太陽の「直射光」ではなく「天空光」であるため、この2つの光を使い分けることが設計では非常に重要になります。
「天空光」とは、大気中の塵や水蒸気によって反射、拡散する光のことで、直射光のように天候に左右されることなく室内に光を届けてくれます。そして、入ってきた光を効率よく家全体に拡散していく為に必要なことがもう一つ、「白」という色です。「白」は最も光を反射し拡散してくれる色だからです。壁同様に天井も白を取り入れることで、光の拡散効果が得られます。そして、光を遠くまで広がるには、空間に光を遮る障害物を無くすことが大切になってきます。なので、弊社の室内のドアは、全て凹凸のないフラットなデザインにしつつ、天井と高さをそろえるようにしています。また、光だけでなく、壁とドアを一体化させた方が、空間がよりスッキリと見えて、天井と高さをそろえればドアの上に出来る垂れ壁がなくなり、抜け感や開放感も得られると同時に、 反射光をより遠くまで運んでくれるからです。

3.中庭を取り入れる
南側に隣家がある場合、境界からわずか1mしか無い位置にLDKを持ってくるのではなく、境界から充分な距離を取った場所にLDKを配置すると、当然ですが採光が取る事が可能です。そして、LDKの南側に中庭をつくれば、たっぷりと直射光を取り入れることができます。庭があることによって採光が安定するため、家の外周部に大きな窓をつくる必要がなくなります。結果、家の中の間取りが外からも分かりにくく、家の外壁が塀代わりにります。これで、プライバシー保護をしながら、美しいデザイン住宅が出来上がります。また外構に費用をかけない分、ぐっとコストカットになり、中庭は採光や防犯面だけでなくコスト面でもメリットがあります。
いかがでしたか?実は方角が南向きじゃない、隣家があるなどで直射日光が当たらなくても、天空光や反射光を上手く利用すれば、まるで直射日光が差し込んでいるかの如く部屋を明るくすることが出来きます。玄関やホールや水回りはもちろん寝室や子供部屋などの直射光が必要じゃない部屋は、日陰となる場所に配置しても別段問題がありません。窓を極限まで減らし、採光と反射を考えた間取りで、防犯性とプライバシー性を高め、より居住性の高い住まいが実現できるのです。
南側に隣家がある場合など、採光が気になるときは、ぜひお役立て下さいね♪
今までの常識を覆す家づくり