今年は4月でも、既に25℃以上の夏日になる日も多く、冬が終わったらすぐ夏という2極化が進んでいます。5月には真夏並みの暑さになるので、日差しを避けたり、アイスリングや、水分補給をしたり、こまめに熱中症対策をして、元気に長い夏を乗り切りたいですね。
家の中も冷房を効率的に使用して、高騰する光熱費を抑える性能のある省エネ住宅が理想です。今主流の高気密・高断熱住宅はまさに夏は涼しく、冬は暖かい快適な住宅。でも性能が上がればコストも上がります。以前にもお話していますが、2026年も国のみらいエコ住宅補助金が発表されています。自治体独自で補助金を取り入れている場合もあります。今回は、おトクに高性能のお家を建てる情報を確認しましょう。

1.実は、市町村独自の住宅補助金がある!
2.みらいエコ補助金以外の、ZEH補助金って?
3.住宅の間取りも、省エネに適したデザインに。

1.実は、市町村独自の住宅補助金がある!

愛知県では、住宅の省エネ設備(太陽光、蓄電池や、断熱性能等)の費用補助を行っていますが、その費用は県と市が協力して出す「協調補助」という形が基本ですが、そこに各市町村が独自の上乗せをしたり、独自のコースを作ったりしているため、隣の市でも10万円以上の差が出ることが珍しくありません。例えば、営業所のある一宮市の補助金は新築住宅で、補助金ZEH住宅に16万円、GX志向型住宅に30万円の補助金が出ます。他、岩倉市の補助金は、蓄電池のみで40万や、太陽光システム+HEMS+蓄電池なら47万円など、組み合わせで設備補助を受けられます。また名古屋市は、政令指定都市で財政規模が大きいため、独自に住宅等の脱炭素化促進補助金】を組んでいます。名古屋市の新築の太陽光は2万円/kW。蓄電池は1.5万円/kWhと、設置量に応じて増えるのが特徴です。また、GX志向型住宅補助を受ける新築住宅は、30万円の補助金が出ます。みらいエコ補助金と併用できることも多く、省エネ住宅をよりおトクに建てることが可能です。ぜひ、お住まいの地域の市役所に問い合わせてみましょう。

2.みらいエコ補助金以外の補助金って?

大きな住宅補助金として、「みらいエコ住宅2026事業」は、国土交通省、経済産業省、環境省三省の、キャンペーンが主としてありますが、他には「ZEH支援事業」という補助金もあります。年齢など限定は無く、補助金額45万円(断熱等級5以上、再エネ(太陽光等)導入、ZEH+など断熱性能・設備を極めた仕様の家なら80万円の補助金が出ます。ですが、ZEHの基準に加え、省エネ(25%以上の削減)、EV充電設備、HEMS(電力の見える化)などの高度な設備が必要になり、全世帯対象の、「みらいエコ住宅2026事業」GX志向型住宅の条件の方が補助金額が多く、設備投資のコストやハードルは低くなります。
「ZEH支援事業」は、「みらいエコ住宅2026事業」の事務局とは別の窓口で、ZEHの住宅のみ対象の事務局【環境共創イニシアチブ:通称SII】。注意しないといけないのは、補助金が受けられるのはこの事務局に登録がされた建築会社のみで、みらいエコ補助金と併用はできないということ。
そして省エネ性能の給湯器についてもこのSIIにて、「給湯省エネ」などの補助金対象が制定されていますが、これも新築住宅向けの「みらいエコ住宅」や「ZEH支援事業」とは一緒には申請できません。
(※理由は、新築住宅向けの「みらいエコ住宅」や「ZEH支援事業」の、家全体の性能(断熱材や給湯器なども含めたトータルの省エネ性能)に対して補助金が出るので、その一部である「給湯器」については、補助金が重複する為。)
補助金を使用したい場合、自分の求める設備やコストに見合うのか、建築会社に相談してみましょう。

3.住宅の間取りも、省エネに適したデザインに。

省エネ住宅と一言で言っても、高断熱仕様・太陽光発電や、給湯器など省エネ設備を充実させる事だけでなく、実際に住む家の間取りやデザインも重要です!暑い夏、室内が外気に左右されにくく、冷暖房を効率的に使用して光熱費を抑えるためには、まず、1つ目の間取りの工夫が、「廊下をなくす」ことです。廊下が出来ると廊下が空気を遮断してしまいます。実際、昔のお家が寒かったのは、断熱と気密の悪さもありますが、それと同時に無駄に廊下がたくさんあったからです。廊下に通じるドアを開けっ放しにしていたら、閉めますが、そうすると夏場は廊下だけうだるような暑さに。もし廊下がなければ、1つの冷房の風を家中に通す事ができます。断熱と気密の強化と共に廊下をなくす設計をすることも、快適な住まいをつくるためには欠かせない要素です。廊下をなくせばその分床面積が小さくなり家のコストを抑えられるし、ドアの本数やスイッチの数も減らすことが出来るのでさらにコストカット出来ます。また、2つ目の間取りの工夫は、「平屋」。空気の分断を防ぐためには、2階建てではなく平屋がオススメなんです。2階建てになれば、階段によって上下階の空気が分断されてしまうからです。また、シンプルノートの住宅は最低限で、熱が入るのは窓がほとんど。「廊下のない平屋」なら、空気も循環でき、効率的に冷房の冷たい空気を利用できるんです!

いかがでしたか?補助金を使っておトクにお家づくりをするときも、一緒に使える補助金と、そうでないものもあるので注意しましょう!また、申請期間や枠もあるので、使用を検討したい場合は、早めに建築会社に相談しましょう。補助金だけじゃなく、光熱費のランニングコストを抑える間取りやデザインなども、おトクなお家づくりの参考にしてみてくださいね。

今までの常識を覆す家づくり