すっかり梅雨も明けて、40度台が続き、体が疲弊しやすく熱中症にも気を付けないといけませんね。
子どもの夏休みが始まり、去年の夏の用具が見つからずに、暑さも相まってイライラしてしまいました。
そんな時は諦めも肝心…とまた一休みして物探しを再開しました。広い収納部屋に憧れたりしますが、よく感じるのが、適当にしまうと探す時間がかかる問題。ずぼらな自分も反省ですが、そんなずぼらでも、今回は、使いやすい収納について一緒に考えていきたいと思います!そして今年こそ、私自身も暮らしやすい収納を目指します。

1.収納における勘違い
2.床ではなく壁で考える
3.回遊動線と収納の注意

1.収納における勘違い

家を建てると、「収納は出来るだけたくさんつくりたい」という要望が多いです。でも、よほど片付けや物の整理が得意な人じゃない限り、どんどん家の中にモノが蓄積されていく という悪循環を産む原因となるのです。
仮に3帖のファミリークロークをつくったとしても、奥から物を置いていくと、手前にどんどん物が重なっていき、物を出しにくくなり、再び元の位置に戻す時も一手間作業が増えてしまいます。
しかも滅多に取り出さない荷物を奥の方にしまうので、結果、奥に何が置いてあるかを忘れてしまい、滅多に使わない物なのにまた同じ物を買うことになります。
『床の広さ』で作った収納では、収納は上手に活用しにくいのです。では、どこで考えるかというと、『壁』です。

2.床ではなく壁で考える

例えば、間口91cm×奥行き91cmの収納と、間口182cm×奥行き45.5cmの収納は床面積は全く同じですが、間口が91cmの収納は間口は半分であるものの奥行きが2倍あることから奥に詰めて物を置くようにすれば、間口1m82cmの収納と同じだけモノが置けるということになります。ですが、全面床を埋めるのは現実的に入れないし、これでは取り出しにくくなるので、でも、間口1m82cmで、棚の枚数が同じなら、単純に物が置ける量が2倍増えるのです。

そして注意したいのが、間取りです。4面ある部屋の壁のうち、1面には入り口のドアがつくとしてもう1面にクローゼットをつくり残りの2面に窓をつくってしまったら、その部屋には全体を使える壁がなくなってしまうからです。結果、物の配置が難しくなるし、模様替えをする余地もなくなるし、コンセントの位置もかなり限定されてしまいます。なので間取りを考える時、最小限の窓で採光と風通しを確保し、棚を設置する壁を確保することもポイントとなります。

3.回遊動線と収納の注意

家の中をグルグルと回れる「回遊動線」は利便性がアップすることから非常に人気があるのですが、実は「収納量が低下する」という大きなデメリットを秘めています。通り抜け動線にするということは「=収納の壁が減る」ということだからです。単純に4面ある壁のうち1~2面しか使えなくなると、回遊動線の通り道に、数十万かけて収納部分を作ってもあまり収納できません。例えば3帖のウォークインクローゼットで、通り抜け出来ないどん詰まりの収納にした場合、合計約5.5m分の壁を利用できます。しかし、この部屋を通り抜け出来るようにしたら、使える壁の量が半分以下の2.6mにまで減ってしまいます。廊下をつくることによって2方向の壁が使えなくなるからです。そしてその結果、いざ暮らし出してみると思っていたよりもモノが収まらず困ったという状況に陥ってしまい、それでは片付かないからと結局、通り道に荷物を置いて、通り抜け出来なくなってしまうなんてことも決して珍しい話ではないと思います。なので、収納をつくる際は、「いかに壁を有効活用出来ているか?」という考えで間取りをつくるのがオススメです。

いかがでしたか?「収納は多いに越したことはない」収納が足りず部屋に物が溢れている状態を想像すると、あっさりこういう結論に至ってしまうのですが、収納を多くつくれば建築コストも上がってしまうため(家の面積が大きくなるから)単純にたくさんつくればいいというわけではありません。また、人は「隙間があればそこを埋めたくなる」という習性を持っているため、たとえ収納をたくさんつくったとてその余白に合わせて物を増やしてしまう可能性が高いことから収納のつくり過ぎにも注意した方がいいかもしれません。「物が増える」ということは「無駄遣いをしている」可能性が高いということでもありますしね。
間取りを考える際は、「壁」を意識して、使いやすく、充分な収納量を備えたお家づくりにお役立てくださいね♪

シンプルノート名古屋中区スタジオでは、壁面を活かした無駄のない収納計画・間取りのご相談を承っていますので、お気軽にご相談ください。

今までの常識を覆す家づくり