2月も中旬にさしかかってきましたが、予想外の雪も多く寒い日が続きますが、晴れた日に日差しが入ると暑く感じることもありますね。
お家づくりでも、日が入らず、気温も低いと寒いお家で過ごしにくいと思いませんか?土地を選ぶ時に南向きで、日当たり良好の土地は人気でコスト的に高かったり、そもそも希望地は住宅街で難しかったり。実は日当たりは、立地に合わせて間取りを計画すれば、住みやすくコストも下がるメリットがあるんです。今回は、間取り計画についてお話します。

1.南向きにこだわるメリット・デメリット
2.採光は「直射光」以外の選択。
3.立地にあわせた間取りとは

1.南向きにこだわるメリット・デメリット

南向きの土地は日当たりが良く、資産価値も高い上その価値が落ちにくいのがメリット。でも他の土地(東・西・北向き)に比べて価格が割高、かつ、人気だから価格交渉もしにくい。割高なのは土地代だけに止まらず、射日光と周囲からの視線を遮るためにカーテンやシャッターが必要になり、建築代もアップ。また、外構代もプライバシーや防犯面の担保のために、塀や目隠し、植栽や門といった工事が余分にかかるから割高になるのです。その上、カーテンが開けられないため 開放的な住まいにもなりにくいデメリットがあります。

2.採光は「直射光」以外の選択。

皆さん、良く耳にするのは「直射光」だと思います。けれどもう一つある光が、「天空光」です。これは、太陽光が大気中の水蒸気や塵などで乱反射した光のことで、直射光ほどの熱の高さや明るさ・眩しさがない一方で、方向性がないため均一した採光を得ることが出来るという特徴を持っています。
直射光だけに頼らなくても、安定した採光を確保することが出来れば、日当たりが悪そうな土地でも窓の配置や、反射を考えて明るい部屋をつくれます。例えば北側にある部屋も、高所用窓からの光が入れば防犯面もプライバシーも確保できます。実はリビングなども日光が入り過ぎると、テレビの画面も見にくくなったり、プライバシーを考えて日中カーテンが閉めっぱなしになることも多いのが現実です。

3.立地にあわせた間取りとは

一般的には部屋を南向きで、水回りを他の向きなのは世間の常識となっていますが、実は、寝室や子供部屋を南向きでつくる必要はありません。その理由は、寝室は寝るだけの部屋であるため太陽が沈んでいる時間帯に使う部屋だし、子供たちは昼間学校、寝る寸前までリビングで過ごすため、寝る時しか使わないからです。また一般的に水回りは北に配置されがちですが、日当たりや風通しを考慮した上でつくるべきではないかと考えています。脱衣室で室内干しするとなれば風通しがいい方がよく乾くし、少しでも日光を当ててあげた方が除菌効果もあり、洗濯物の生乾きの臭いが発生しにくいからです。水を使うスペースは日が当たった方がジメジメ感も解消出来ます。

いかがでしたか?「直射光」だけに頼らず「天空光」を上手く使えば、「南向き」にこだわらず、土地に合わせた部屋の配置や窓のつくり方を設計で基本カーテンがいらない、明るく開放的な住まいが実現できます。また、リビングの採光を道路面に設置する窓に頼る必要がなくなるし、水回りや部屋が正面(北)ではなく隣の家が建つ東・西・南に配置されることになり、換気扇やエアコンなどが全て隠せるようになると、外観がスッキリ美しくなります。設計で採光と外観を担保できる方法を知っていれば、土地を探す際も「南向き」にこだわらずに、自由度があがるのではないでしょうか。ぜひ、今後のお家づくりの参考にしてくださいね。

今までの常識を覆す家づくり