家づくりを始めると、初めてのことが多く、戸惑うこともあるかと思います。特に地鎮祭はその一つですね。そこで、今回の記事は地鎮祭についてまとめましたので、安心して準備を進めていただければと思います。

目次
・地鎮祭とは?
・地鎮祭を行うまでのスケジュール

地鎮祭とは…

地鎮祭は建物を建てる前に行われる重要な儀式です。工事の安全と建物の長寿を祈るために、土地を清めることで土地の神様のお許しを得る儀式です。

地鎮祭を行うまでのスケジュール

①日取りを決める
②地鎮祭の準備を任せる相手を選ぶ
③施主側が準備するもの
④お供え物の準備
⑤当日の準備の流れ

日取りを決める

建築主の都合や吉日を考慮して日程を決定します。
吉日や時間帯を重視する場合はカレンダーを確認しましょう。

地鎮祭の準備を任せる相手を選ぶ

地鎮祭を行ってもらう神社や業者を決めます。希望日時や参加人数などを確認しましょう。

③施主側が準備するもの

初穂料や玉串料などの費用を用意します。
これは神社や神職に対する謝礼であり、地鎮祭の儀式に必要なものです。
相場は2~5万円ほど(依頼をする神社によって異なる)

④供え物の準備

地鎮祭で使用するお供え物の内容を依頼先に確認し、準備します。

⑤当日の準備の流れ

服装について

新築の戸建てのような個人住宅の場合は普段着でも問題ないです。
その後、挨拶回りがあるので最低限の服装は心がけましょう。

地鎮祭の流れ

地鎮祭はおよそ30分くらい。

①修祓(しゅばつ)
開式の前に参列者や供え物を清める儀式
②降神(こうしん)
土地の神や氏神を祭壇に招く儀式
③献饌(けんせん)
神様にお供え物を捧げる儀式
④祝詞奏上(のりとそうじょう)
工事の安全を神様に祈る祝詞を奏上します
⑤四方祓(しほうはらい)
土地の四隅を清める儀式
⑥地鎮(じちん)
工務担当者、施主、工務店の代表で行う儀式
⑦玉串奉奠
工事の成功を神様に願う儀式
⑧撤饌(てっせん)
神様へのお供え物を撤去する儀式
⑨昇神(しょうしん)
神様が去る儀式
⑩神職退下(しんしょくたいげ)
地鎮祭の終了を示す儀式

地鎮祭後にはご近所への挨拶回りも行います。
工事の際には近隣に迷惑がかかることがあるため、挨拶をすることが重要です。
通常は自分の家の両隣や裏3軒、向かい3軒に挨拶するのが一般的です。

H様邸の地鎮祭が行われました。

ついに待ちに待った憧れの家が現実になり、ワクワクを肌で感じました。
工事が無事に進むことを心から願っています。新しい家が完成する日を楽しみにしています。


地鎮祭は家づくりのスタートを祝福する大切な儀式です。準備や流れを把握して、心豊かに家づくりを進めましょう!

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