家は平屋か2階建てか、中庭をつくると費用が上がってしまうのでは？
「家は一生で一番高い買い物である」と言われるほど。少しでもコストダウンできたら、と
誰もが考えると思います。
家づくりの時に必要な「土地」から考える、ポイントについてお話します。
『土地』選びのポイント
1.高くなる要因
土地の価格は、「日当たり」と「広さ」によって大きく違ってきます！
同じ分譲地でも、日当たりの良い「南向き」の土地が人気で、広くなれば高くなってきます。
したがって、あえて日当たりの悪い土地を選び、かつ土地面積を必要最低限の広さにする事がポイントになってきます。
2.適切な土地の広さ
例えば、オーソドックスな平屋では、建物32坪、室外機や給湯器、配管を通すスペースに約10坪、駐車場1台4.5坪×3台で13.5坪。これに、日当たりの確保を兼ねた庭を造ると約15～20坪必要になります。32坪前後でちょっとした庭、駐車場3台では必要な土地は70～75坪になります。
しかし、60坪（＝200㎡）を超えると固定資産税が割高になってきます。
※200㎡までの土地は、課税基準となる評価額が6分の1なのに対し、超えた部分は3分の1に。
土地探しから始めると、広く土地を買ってしまい、余白が増えて外構工事費用が上がってしまうことも！建てたい家を明確にしてから、土地探しをするのがオススメです。
3.中庭の選択
日当たりが良くても、実はデメリットもあります。南向きに大きな窓がある事で、周りの視線も入ってくるので、カーテンやシャッターなど必要になり採光が遮られたり、植栽をすると外構費用がアップ。
また、南側以外の北側の部屋は、日中も照明が必要になることも。
台風時には、南向きの土地は直風を受けやすい難点もあります。
あえて、日当たりの悪い土地を選ぶ事をおすすめしましたが、「中庭」は、その問題を解決できるだけでなく、住居の真ん中に採光のためのスペースがあり、外構の為の敷地が不必要になります。
そのため、土地面積が圧縮され、外構面積が最小化できます。
4.まとめ
平屋か、2階建てなのか面積はどれくらいになりそうなのか、住みたい家を明確にしておくことで、無駄に広い土地を選ぶリスクを減らせます。
また日当たりの悪い土地を選び、かつ土地面積を必要最低限の広さにする。これを実行すると土地代を抑えられ、節税にもなるのです。また、「中庭」を選択し採光を工夫すると、無駄な外構費用も抑えられます。土地を選ぶ時は、是非参考にしてみてください。
今までの常識を覆す家づくり
SIMPLE is not simple