5月なのに、25度を超える夏日がありますね。近年の急激な気候変動によって、過ごしやすい日が少なくなってきました。
住宅も夏が暑く、冬が寒い家、というのは住みにくい理由のトップになります。
快適な室温を維持するのは、夏なら熱中症や、冬ならヒートショックなど、健康維持にもかかわってきます。
快適な室温で暮らす事は、家づくりでも大切!今回は、快適な室温維持のポイントをご紹介。
家の断熱性と気密性を強化する
断熱すると外気の影響を受けにくくなるので、外気の熱or冷気を防ぐことができ、気密を強化すれば、空気が外へ逃げていくのを防げますので、暑い夏は冷房の冷気、寒い冬は暖房の暖気を逃がしません。この2つを強化すれば、家全体に空気が流れやすくなり、家の中の温度差を最小限にし、脱衣や風呂が激寒になることも激暑になることもありません。また住宅の間取り・デザインで、快適な室温を確保できるのです。工夫することで、快適な家づくりをしていきましょう。

快適な室温を維持する家づくりのポイント
1.廊下を無くす
2.広すぎない平屋を選択する
3.水回りの間取りを考える
4.まとめ
1.廊下を無くす
廊下が空気を遮断して断熱材的な役割を果たしていても、ドアを開ければ空気が逃げてしまいます。
断熱と気密と共に廊下をなくす設計は、快適な住まいをつくるためには欠かせない要素。
廊下を減らせば、その分床面積が小さくなり、ドアの本数やスイッチの数も減らすことが出来るのでさらにコストカットになり、合理的に。

2.広すぎない平屋を選択する
また、空気の分断を防ぐためには、2階建てより、平屋をおすすめしております。
2階建てになれば、階段によって上下階の空気が分断されてしまう上、階段を設置する廊下が必要になってくるからです。
3.水回りの間取りを考える
意外に思われる間取りは、水回りです。
今、共働きファミリー世帯が増え室内干し6割程に。なので、部屋干しや乾燥機を使用するなら、日光を取り入れた間取りに洗面や脱衣場をつくることによって、水回りをカラッとした状態を保ちやすくし、明るくて清々しい場所で身支度することも出来ます。
カラッとした脱衣になれば、脱衣室にフェイスタオルやバスタオルはもちろん、下着やちょっとした着替えまで置けるようになります。洗濯・暮らし動線もより良くなって、時短・便利にできます♪

4.まとめ
いかがでしたか?快適な室温を維持するには、断熱・気密を強化するのと同時に、間取りも意識することで、改善できることができるのです。
合理的に廊下や階段などの空間を省くと、コストダウンにもなりますし、空気が移動せず、温度を一定に保ちやすくなります。是非、家づくりの際は、こんな方法もあるんだな、と覚えておいて、快適な室内温度を作っていきましょう。
今までの常識を覆す家づくり
SIMPLE is not simple