土地を選ぶとき皆さんどうしていますか?
土地選びはとても重要で、今後の生活においても大きく影響を受けていきます。妥協不可欠です!
ただ、条件の良い土地は値段が高く、競争率も高いのですぐに売れてしまいます。
じゃ、どうしたらいいの?
と悩む方は多いのではないでしょうか?
そこで、今回は【土地選びで陥る落とし穴】【予算を抑える】ポイントをご紹介致します。
ぜひ参考にお役立てください。

目次
1.土地探しのポイント
1-1日当たりの条件で探した土地の落とし穴
1-2土地購入にかかる土地代以外の費用を知る
1-3土地探しでは現地調査に6回行く
1-4住宅会社の人とも一緒に土地を見に行く
2.土地代を抑えるためのポイント
2-1土地を買わない
2-2みんなと正反対の土地を探す
2-3土地の余白をなるべく出さない
2-4シミュレーションは必ず行う
3.土地探しでは固定概念は捨てる

1.土地の探しのポイント

1-1日当たりの条件で探した土地の落とし穴

値段が一番割高かつ誰もが同じように狙っているため手に入りにくい
土地に予算を使いすぎてしまうと、家に予算をまわせなくなってしまいます。
あるいは、家にまで予算を使いすぎてしまい住宅ローンに負担がのしかかってしまい、
のち苦しい生活を余儀なくされる可能性が高くなっていまうリスクがあります。
日当たりはいいけど、そのせいで人目が気になってしまい暮らしにくい生活に。
日当たりが良さそうな土地で家を建てる場合、
多くの住宅会社が、南側にリビングや部屋を配置します。
つまり南側に大きな窓を作ることが多いです。

しかし、冷静に考えてみてください。

あなたの家の窓の向こうに道路があるとしたら、そこには車や人がたくさん通ることになりますね!
そうなれば、人目が気になってしまう為、せっかく日当たりがいい場所に窓を設けたのに
カーテンを設置し常に閉め切ってしまいかねません。

結果、薄暗い朝から照明が必要な家に変わってしまいます。

これでは何のために、高いお金を出して買ったのかわからなくなってしまうはめに、、

                

日当たりの良い土地 ≠ 必ずしも良い土地とは限らない!!
日当たりの良い土地こそ、より間取りに工夫が必要になります。
【高い土地=いい土地】【安い土地=悪い土地】などという固定概念を捨てましょう。
あくまでも予算範囲内で土地を探していくことが大切です。

1-2土地購入にかかる土地代以外の費用を知る

土地を購入する際、+αでお金が掛かります。具体的に、、
支払いをしてくれている【固定資産税
不動産に支払う【仲介手数料
司法書さんに支払う【登記代
市町村に支払う【水道の使用料
境界の【基盤工事代金
土地の調査より【余分にかかる工事費
結構沢山お金がかかりますね!ここではいくらお金がかかるんか把握すことが大切になります。

1-3土地探しでは現地調査に6回行く

土地が見つかったら、最低6回は自分の目で現地を見に行くことが重要です。
ポイントは、見に行く時間です。具体的に
【平日の朝・昼・夜】と【日曜日の朝・昼・夜】
平日の朝:通学、通勤、ゴミ出しの様子
平日の夜:外灯があるかどうか(お子さん通学に関わること)
日曜も同様朝、昼、夜も見に行きましょう!
平日と休日とでは人の行動は全然違いますからね。

土地に関しての心配ごと、、、
増水や浸水、地震、津波のリスク
学校までの通学距離
病院やスーパーは近くにあるのか
自治会には入らないといけないのか
避難所はどこにあるのか
          ↓
市役所に備え付けのある「防災マップ」見ることでその土地の特徴を知ることができます。
一番効果的のは何といっても近所の方に聞くことです!
一番詳しいのは長く住んでいる方なので勇気を出して聞いてみましょう
そうすれば、どんな人が近所に住んでいるかも同時に分かり、挨拶代わりにもなります。

1-4住宅会社の人とも一緒に土地を見に行く

土地にどんな家が建つのかをイメージしてから土地を買うことが重要になります。
可能であれば、土地を契約する前に、その土地に合わせてプランを描いてもらい、
見積りまで出しもらいましょう
具体的にイメージが湧き、安心して土地を買うことができます。
そして、土地以外にかかる別途費用のアドバイスをもらいましょう。

2.土地代を抑えるためのポイント

2-1土地を買わない

実家に余っている土地があれば、それを譲ってもらうことが一番コストを抑えることができます。
メリット:ご両親が固定資産税を払っていただけるかも
     子供たちの面倒を見てもらいやすくなるかも
    →夫婦そろってフルタイムで働きやすくなります。
デメリット:ご両親の近くに住むということは感情的な部分でストレスがかかってしまう

2-2みんなと正反対の土地を探す

みんなが欲しがる家なので割高、さらに防犯性とプライバシー性も低いになりやすい。
それをカバーするために建築代や庭(外構)代も割高になります。
南側ではない家=日当たりが悪い土地を購入する場合は、
環境に合わせた間取りに工夫が必要になります。
そうしなければ、寒く、暗く、ジメジメする最悪家になってしまいます。

2-3土地の余白をなるべく出さない

敷地が広いと庭(外構)にお金がかかってしまうため、
必要最小限に土地を購入することで、土地代にかかるコストを抑えるだけでなく、
庭(外構)代も同時に抑えることができます。さらに庭の維持管理費も削減できます。

2-4シミュレーションは必ず行う

60坪もあれば贅沢な平屋を建てることができます。
総施工面積(玄関ポーチや中庭) 33坪
車1台あたり 4.5坪×3台=13.5坪
1m前後の余白(家の周囲にエアコン室外機や給湯器を置くため) 10坪程
33坪 + 13.5坪 + 10坪 = 55.5坪

よって56~60坪の範囲で土地を探し、無駄な余白が出ないように家の設計をしていきましょう。

念のため広い土地100坪の土地を購入した場合のシミュレーションもしてみます。
初めに40坪分土地に余分な費用がかかってしまいます。
仮に坪単価が10万円と割安な地域だったとしても400万も出費が増します。
無駄な余白が出てしまう分、外構代に余白部分全体にコンクリートを打つと100万くらいかかってしまいます。また、デザインにこだわった場合も同じくらい必要になるはずです。
さらに、固定資産税も割高になってします。
固定資産税は、家が建っている土地は200㎡(60坪)まで1/6まで減らしてくれるのに対し、
200㎡(60坪)超える部分は1/3しか減らしてくれないです。

こちらもシミュレーションンしてみると、
仮に坪あたり15万円だとすると、60坪までは、2.5万円、60坪超えると5万円になります。
以下を踏まえて、購入する土地を60坪としてみると、2.5万×60坪×1.4%=21,000円
購入する土地を100坪としてみると
5万×40坪×1.4%=28,000円 +21,000=29,000円

これが60年続くとしたら168万も余分に税金を納めなければいけません。

3.土地探しでは固定概念は捨てる

南側が良いという固定概念を捨て、土地は無駄に広く買わなことが重要になります。
そして、土地を探し始める前には、
「土地にどのくらい予算を割くことができるのか」「どんな家を建てたいのか」を
明確にし土地探しをしていきましょう!!

そのためには、あらかじめお金について考えることがとても大切です.

次回は資本計画についてご紹介いたします。
是非合わせてお読みくださいませ。