性能だけにこだわる住宅は本当に暮らしやすい家なの?

「こうしたい!」という要望を伝えつつも、同時にその要望から遠く離れていってしまうようなことが起きている気がします。

例えば、「温度差の少ない快適な家にしたい」という要望を叶えるためには、
ただたんに断熱材や窓の性能が良いだけでは快適な暮らしは出来ません。
それに加えていくつかの条件を備えておかないといけないです。
あまり性能だけを重視する考えが浸透し過たせいで、その良さを殺してしまった気がします。

高性能住宅を最大限に引き出す3つの要素

窓はより少ない方がいい

窓と壁を比べた時、確実に窓の方が断熱性能が高いからです。
なので、出来るだけ不要な窓は減らした方がいいです。

でも、そうすると部屋が暗くなるのでは?と不安になり、多くの方が、窓を多く増やしているのが現状だと思います。

実際、窓を増やしたとしても、そのほとんどがカーテンをつけるので、明るくなるかというと、、
それどころか、むしろ断熱性能を劣化させると同時に、窓とカーテンに余分なコストがかかり、経済的な負担だけが上がってしまいます。

家はコンパクトの方がいい

面積が小さくなれば、体積も小さくなり家全体の冷暖房が循環しやすくなります。
なので、問題のない場所はできるだけ省くようにすべきです。
先入観や見栄えから、部屋数や部屋の広さ、そして家の坪数にこだわるあまり、むやみやたらと家を大きくしてしまっている方が多くいらっしゃいます。

廊下は本当に必要?
廊下は空気を遮断します。部屋全体に空気が回らないため、各部屋ごとに冷暖房が必要になってしまいます。
なので、廊下は出来るだけなくすように設計しています。

実際、廊下がなくなることで、
空気が循環しやすくなると同時に、廊下分のコストが削減できます!
また、家の中のドアの数も減りコスト削減できます。

家は平屋のほうがいい!

2階建てにすると、上下の空気が確実に分断されてしまいます。
つまり、夏は下が涼しいが上は暑く、冬は下が寒く、上が暖かい。
という環境ができてしまいます。

ゆえ、2階建ての場合は、この自然現象を緩和し家の中の温度差を最小限にするために冷暖房と換気システムを利用した空調システムを導入することをおすすめする住宅会社が多くみられます。

もちろん、この空調システムはとても良く、快適性がずいぶん違ってきます。
ですが、こちらは莫大なコストがかかってしまいます。
安価なものでも100万くらいはします。
また、メーカーによっては2~300万する場合もあります。
しかも、電化製品なのでゆくゆくは故障する可能性も高いです。
その場合は、かなりの費用がかかるかもしれません。

温度差を生みにくい平屋にすることで、空調システムは不要になります。
それだけでコストが削減できます。

これから家を建てようと思っている方は、この3つをぜひ覚えておいてくださいね!!

今までの常識を覆す家づくり
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