コンパクトな家は限られたスペースをどのように活用するかが重要なポイントです。
従来の「奥行きのある収納」ではなく、「壁面積を重視した収納」を取り入れた収納についてご紹介します。

目次

従来の奥行き収納のデメリット
壁面積を活用した収納のメリット
家事動線を考慮した収納配置
掃除がしやすい収納の設計
まとめ

従来の奥行き収納のデメリット

従来の奥行きの深い収納は、一見して大量の物を収納できるように見えますが、実際には奥にしまった物を取り出すのが難しく、使い勝手が悪いです。また、奥に収納された物が見えにくく、何を持っているか把握しにくく、その結果、物が溜まってしまったり、探し物に時間がかかったりするなど、効率的な収納とは言えません。また、奥行きがある分、収納スペース自体が大きく場所を取り、他の生活空間を圧迫してしまいます。

壁面積を活用した収納のメリット

これに対して、壁面積を重視した収納は、奥行きを浅くすることで使い勝手が良くなります。ウォークインクローゼットやシューズクロークを設置することで、収納スペースを効率的に使い、必要な物がすぐに取り出せるようになり、限られた面積でも十分な収納を確保できます。

家事動線を考慮した収納配置

収納計画では、動線も非常に重要です。特に家事動線を考慮して、洗濯物を干してから収納するまでの流れをスムーズにすることで、日々の家事の負担が大幅に軽減されます。例えば、ファミリークローゼットを洗濯室の近くに配置することで、洗濯物を干した後すぐに片付けることができ、時間も労力も軽減できます。

掃除がしやすい収納の設計

クローゼットや収納の扉の下にレールがない設計は、掃除の手間を軽減します。従来のレール付き扉では、レール部分に埃やゴミが溜まりやすすく、掃除がしずらかったですが、レールがない扉なら、埃がたまりずらいため、掃除が楽になります。また、物の出し入れもスムーズに行えるため、日々の生活がより快適になります。

まとめ

収納は、ただ物をしまうだけではなく、使いやすさや快適さにも直結するためとても重要です。壁面積を活用し、家事動線を考慮した収納設計を取り入れることで、限られたスペースでも十分な収納を実現できます。また、掃除がしやすく、使いやすい収納は、長く住む家だからこそ重視したいポイントです。

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