家づくりを考えるとき、皆さんは何を一番に考えるでしょうか?
一軒家を建てる平均年齢は、30代が多いのですが、30代のご家庭では、子ども中心に考えた家を考えるのではないでしょうか。

小さな子どもがいる家庭では、ゆっくり家でくつろぐ事は難しいですが、リラックスして、余裕のある家にするには、家事・育児の負担軽減がポイントになってきます。
また、物価上昇による家計の圧迫も、大きな出費となる家づくりでも、軽減して、余裕のある家計を維持していきたいですよね。
まず家づくりで「家事・育児の負担軽減」を実現するにあたって、大事なのが
実は、「間取り」なんです!
子どもの荷物やおもちゃが、リビングにあると、まずは掃除の前にまず片付けを行わなければならないので、時間が多くとられてしまいます。
ここで、新しく部屋を設ければ、リビングは散らからないのでは、となるかもしれません。
しかし、新しい部屋の片づけと、掃除の時間が倍になってかかる上、部屋を一つ設けるには家の面積が大きくなってしまうため、コストが大幅に跳ね上がってしまうのです!
「家=2階建て」のイメージが多いと思います。
しかし、子ども部屋を目の届く場所にレイアウトすることで、遠い場所より、近い場所に片付ける部屋があり、親も片付けやすく、子ども自身にも習慣づけやすくなるメリットがあります

同じ空間にあることで、家族が片付け、掃除するタイミングに一緒に終わらすことができます。
また、家づくりの定番となっている、ダイニングキッチンとリビングに仕切りをつくらずキッチンを対面式にするLDKスタイルは、共働き世代にはとっても合理的なスタイルです。
ダイニングで宿題をする子供たちの姿を見ながら、そしてリビングで遊ぶ子供たちの姿を見ながらキッチンで食事の準備や後片付けが出来るし、リビングに取り込んだ洗濯物をたたむことが出来るからです。キッチンで作業しながらお風呂に入る子どもたちの姿も見えます。
この「ながら作業」が、日常作業と見守りを一緒に終えることができ、とても合理的なのです。
では「コストの負担軽減」はどうでしょうか?LDKづくりで気を付けたいことを2つ紹介します。

LDKづくりで気を付けるポイント
1.広くしすぎない
LDKを広げることで、ダイニングとリビングの間に余白ができます。たとえばダイニングテーブルとソファーの間に、スペースが出来るのと、そこにものを置いてしまって片付ける必要が出てきたりします。多くの時間を過ごすので、出来るだけ広くしたいという方も多いですが、空間を広げていくと延床面積がアップする比率も高く、コスト増加につながるのです。
2.家事部屋の必要性
部屋で家事分離をすることで、合理性のあるLDKでの作業ができなくなってしまう。
例えば家事用のスペース3坪増加で、延床面積を増やして100万円程建築費が高くなってしまうことも。
冷暖房を別に設置すれば、また更に出費が増えてしまいます。
これから家を建てる方は、広さを重視するより、必要以上の面積が広がらないように意識した家づくりをすることで、家そのもののコストも抑えられ、更に光熱費や生活にかかるコストも自ずと抑えられていくのです。
ライフスタイルに合わせて、家事・育児・コスト面で無理のない、余裕のある家づくりを考えて「平屋」という選択肢も、よいのではないでしょうか。

今までの常識を覆す家づくり
SIMPLE is not simple