2025年も物価高騰が続く中、家計への負担が大きくなっています。
住宅価格も、2021年のウッドショック(※コロナ禍の影響による木材価格の高騰)から建築費が上昇。最近は米国の材木需要が高まり、建材の値は高止まりしています。結果住宅も総額約5~600万円が上昇しているのです。家計でも大きな住宅コストを抑える対策の1つとして、住宅の補助金の利用があります。今回は、2025年度に新設された「子育てグリーン住宅支援事業」についてご紹介。
新築で利用できる!子育てグリーン住宅支援事業とは?
<↓全世帯↓>
1.GX志向型住宅
<↓子育て・夫婦どちらか39歳以下世帯のみ↓>
2.長期優良型住宅
3.ZEH住宅

1.GX志向型住宅
温室効果ガスの排出削減と経済成長の両立する「グリーントランスフォーメーション」で、この考え方を取り入れた家のこと。、断熱性能が高く、高効率給湯器や太陽光発電を使用した次世代型の省エネ住宅で、全ての世帯が、160万円の補助金を受け取れます。
2.長期優良型住宅
「18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)」又は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)」長期優良住宅は、平成21年(2009年)にスタートした「長期優良住宅認定制度」の認定を受けている家。認定条件は、耐震性や、省エネ、地域内の景観の維持、維持管理・定期メンテナンス計画有、劣化対策がされている。そして一戸建ては面積が、75m2以上、少なくとも一つのフロアの床面積が40m2以上あること、と条件があります。新築なら80万円、建て替えなら100万円の補助金が受け取れます。

3.ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅
「18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)」又は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)」ZEH住宅は、断熱性能を大幅に向上させ、光熱設備システムの導入して省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギー(例:太陽光発電)を導入することにより、冷暖房・給湯・照明・換気など一年間の消費量【一次エネルギー消費量】の収支がゼロとなることを目指した住宅です。
新築なら40万円、建て替えなら60万円の補助金が受け取れます。
長期優良型住宅は建物を、長く維持できる事に、ZEHはエネルギー消費に重点を置いた建物です。
断熱等級・一次エネルギー消費量等級は同基準ですが、ZEH住宅は省エネ設備の導入が必要になります。

どれを選んだらいいの?
GX志向型住宅は、蓄電・発電機を導入に対する補助金があっても高くなったり、長期優良型、ZEHより断熱性を上げなくてはいけないので、補助金が多くとも実際にはコストがかかってしまうことも。発電の為の立地条件もクリアしないといけないのです。また、住宅デザインにも影響してくることも。
新築住宅を建てるとき、なるべくローコストで抑えるために、補助金を利用しようとすると、逆に初期費用が高くなってしまったり、メンテナンス費用が増加して、ランニングコストがかかってしまうなど、資金計画に見合ってこないことも。
自分の資金計画や、デザイン、住みやすさに寄り添った、補助金を利用するのが一番なのです。
今までの常識を覆す家づくり
SIMPLE is not simple