住宅ローンには途中で金利が変わる「変動金利」と
ずっと金利が変わらない「固定金利」があります。

目次

固定金利が良い理由
自己資金を入れた方が良い理由
返済期間が長い方がいい理由

固定金利(全期間固定)が良い理由

1 返済額がずっと変わらない安心感
固定費に狂いが生じないから今後の見通しが立てやすいです。

変動金利の場合、途中で必ず金利が変わるため、そうなれば、返済額も変わることになります。
都度、銀行と金利の交渉をしなければならないし、借りに交渉がうまくいかず、返済金額が上がってしまうということになれば、家計の収支が狂ってしまいますね。

2 今の金利の低さから今後上がっていくと考えられる
ここ何年間は低金利が続いていましたが、日本の金利対策はすでに頭打ち状態です。
つまりこれから先は金利が上昇していく可能性が高いという状況です。
一方、変動金利と比べると固定金利は高くはなるのですが、それでも1%代中盤の金利というのは、
かなり安いといっても過言じゃありません。

この2点が全期間固をオススメする理由になります。

自己資金を入れた方がいい理由

理由は、毎月の返済金額を少しでも小さくするためです。
そして、手元に残るお金を積立資金に回してもらうためです。
積立資金に回す理由は、銀行に貯金するよりはるかにお金が増える可能性が高いからです。

出来るだけ自己資金を入れることによって返済金額を小さくし、浮いたお金を
「つみたてNISA」を利用しつつ積立投資をしていくといいかと思います。

完全にいいとは言い切れませんが、まだお子さんが小さいなら、今から積立投資を始めれば、子供たちの進学資金の大部分が賄えるぐらいお金が増えるかもしれませんからね!!

なので、現金を必要以上に手元に残したり、全くお金が増えない銀行の口座の中に預けるのではなく、頭金はぎりぎりいっぱいまで入れていただけたらと思います。

返済期間が長い方いい理由

1 毎月の返済額が小さく出来る
先ほども申し上げた通り、積立資金に浮いたお金を回してもらいたいからです。

2 安定した収入が得られる可能性が高い

おそらく35年後も働いている可能性が高いので、35年後も安定した収入が得られる可能性が高いということです。

これから先、定年となる年齢もどんどん伸びていくでしょうし、年金をもらう年齢を遅らせた方がもらえる年金額も多くなります。
そもそも住宅ローンには団体信用生命保険という名義人に、もしものことが起こった場合、ローンの残債がゼロになるという定期保険が含まれていますしね。
なので、返済期間を短くする必要はないと思います。


これから家を建てようとお考えの方は、こういう考えがあるということも覚えておいてもらえたらと思います。